１３日１８：４０追記　「魔法の棒？」

「魔法の杖」は持っていないけど「魔法の棒」が健在。
そうです、いぐあなを製作する際に使用していた「耳かき」を削って作った「ヘラ」。
結局、これが使いやすい。こんなに擦り減っちゃった（笑）
今回は、ウィリス・オブライエンに雇われて、ロストワールドやキングコングでモデルを彫刻した、
メキシコ生まれの彫刻家マーセル・デルガド(MARCEL DELGADO)に目を向けてみました。
おりしも大恐慌の真っただ中。当然貧乏彫刻家、道具だって十分なモノでは無かった筈。
・・・で、私もその疑似体験でこの「魔法の棒」ならぬ「耳かきへら」で製作中（笑）
今朝、同様の内容でfbにＵＰしたら皆さんかなり驚かれた様子。
すっかり、日本の貧乏彫刻家になっております（爆笑）
彫刻家だけあって、DELGADOの技術は見事の一言。
それを可能な限り再現したいのだが、ラテックスのたるみまでは
DELGADOさんもさすがに想定外。
このたるみの再現は、一度の盛り付けでは無理！
硬化後に微妙なボリュームを付け足す以外に方法は無い。これが、実に難しい。



昨日までのＴ－ＲＥＸ

彫刻の時間は１日せいぜい２～３時間・・・もっと時間を確保したいのだが
彫塑の基本はだいたい
芯→ラフ形だし→筋肉→表面→仕上げの手順が一般的。
しかし、非常識な私は
（芯＝ラフ）→（筋肉＝体の表面＝仕上げ）で手順を省く。
それに今は手元のＰＣによる画像と常に比較ができる。
このサイズだから可能。常に全体を視野にいれれば同時に確認できる。
 
形状確認と修整は芯＆ラフで徹底的におこなう。
修整する場合も大胆。ノコギリなんぞで大きく切断、そぎ落とし。
ちまちま、削るより、粘土による盛り付の方が早いし簡単。

ソフビ原型だと、ここでカン着部もやっちゃう♪
首と下あご可動の予定。下あごは今までで一番簡単。レジンでも十分可動可♪
  
 ウロコの大きさ等も全体を計るモノサシ♪
勿論大きい彫刻は、この方法はできない。

顔は「コブラです」♪
体表面の表現。
... これに関してはまだ不十分。

オリジナルは、多種類の「へら」を使ってはいないのでは？

私は、「魔法の棒」が欲しいです。

USAにおける拝金主義者による悪法「通称ミッキーマウス法」によって二次創作は違法行為になりかねない。さらにファン無視の高額な©契約料。それは古典特殊効果映画文化を衰退させ、我々の世代が老いてあの世に行く頃には、誰もしらない、つまりは利益すら生みださないデスストックに成り果てるだろう。
せめて、保存が可能なソフビにして伝承だけでもしてほしい・・・。
ＵＳＡでは、いまだに大昔ののビリケンやＧＥＯのソフビを愛しているファンは少なくない。

イーマについては©が明確であり、製造費分担による製造の大義名分がどこまで通用するかわからない。現在考えられる最後の手段・・・・。それは「Andy Warhol」
そう、ポップアートとともに二次創作の巨匠！
マリリン・モンローの映画『ナイアガラ』のスチル写真をモチーフに、シルクスクリーンの色違いを大量生産。

これを、私の道楽と同様に位置づけるのは何とも恐縮の極みだが、
手法ははともかく同類の考え方を重ねることは可能。（苦笑）
当然、カン着の径をあわせるだけ。「金星コブラ」と「Ｙ－ＲＥＸ」である・・・・。
勿論、これは最後の苦肉の策。
もっと良い方法を、現在模索中。ブログみなさんのお知恵を借りたい！！
パーツだけいくつかに分けて？といった方法もあるが・・・・。
すくなくとも、我々が求めているカタチのソフビにはなる！製造できる！

全ては、拝金主義者たちの理不尽な©独占が文化を衰退させた本質的な原因。
大きな利益は産み出さないが、愛し続けているファンは間違いなく存在しているノダ！！
そのファンを完全に切り捨てている！根拠のない高額な版権契約料（言い値・ボッタくり）
営業努力おざなり、利益と個人の業績評価のためだけの事務的処理・・・。
ならば、©を本来の創造者遺族や財団に返還すべきだと考えている。
これは、文化を後世に伝えるためには最善の方法。
・・・・これは、私のレジスタンス。皆さんは楽しんでくれれば十分♪

ブログ常連の皆さんには、是非私の今日のコメント。
「そうです！ＲＫＯさん」もあわせてお読み頂けると幸いです。