「ファンド造形」ディテール編
準備:ヘラまたはカスタム耳かき・つまようじ・細面相筆・中平筆・水&水皿(舐める方は不要・・・汗)
めあて:「細かいディテールは、絵を描くように、くすぐったいくらいの加減でこちょこちょ作る」
1、ディテールの集団をおおまかに分けてとらえる。
(うろこがいっぱいの中に流れやラインが見えたら簡単です)
①資料を覚えるくらい見る。部分的にやっていくので可能です♪(今回は約3c㎡)
②事前に彫刻等等で、凹み部分は削っておく。
③ファンドを薄くのばして皮貼り&平筆でならす。
※彫刻等で彫ったトコに空気ためないように、中央から放射線状に筆でならす。
④今回の「ファンド」使用料はビー玉くらい、たっぷり水びちゃにし、傍らにぐちゃっと待機♪
⑤目立つ凸部に細長ファンドつけたり、待機のぐちゃファンドを耳かきでほじって(ハナクソだな)貼り付けた皮ファンドに置く。
イトミミズみたいな細長いファンド見えますか?
待機粘土のハナクソは耳かきで凸にするトコにとりあえず置いとけばイイ。
2.形出しと仕上げ
①つまようじや耳かきでこちょこちょ、描くように凸凹をつけていく。
このとき、1個々作ろうとせず、2~3個のグループでとらえると、ラインやらおおまかな配置を見つけられる♪
つまようじでつんつん♪耳かきをいろいろな角度であてながら、最初はあとがつくかつかないか程度で「ちょんちょん」と・・・
グループの配置が済んだらそれを1個ずつのウロコに分けて整えていく。
②モールド形出し中は、すぐ乾燥しちゃうので適度に水をつけてやる。
※つけすぎると、ぐちゃぐちゃになるので注意!
③モールドが或る程度できてきたら、耳かきで軽くつついても、崩れない程度乾かす。(ちょうど一服、今日も煙草が旨い♪)
④少量の水をつけた(舐めた)筆でまたまた描くように1個々の形をはっきりさせてやる。
当然凸部の周り(凹部)を筆先で掃除してやる感じ♪やっているうちに凸部も表面処理ができている♪
⑤ちょい乾燥させて、つまようじや耳かきで整え、また細面相のお掃除を必要に応じておこなう。
⑥表面処理が面相筆だと時間がかかりそうな場合は、水をつけた中平筆で小さな丸を描くような感じで軽くこちょこちょやってやる。
※力いれてゴシゴシはちと怖いですね・・・繊細な作業に慣れれば、表面処理はほとんど不要となります♪
【つまようじ・耳かきのテク】
○向き・角度・軽くこちょこちょ、つんつん使う。絵を描く様に使う。
○粘土をとる・盛る・押さえる・よせる・削りとる・のばす・形にする・整える
※2~3個のグループ(小集団)で盛る・分ける・形にする。ヒントおおまかに□△・・・角を削れば形になりますね♪
あとは、水と筆を制すれば「ファンド」を制すかな♪
動画だともう少しわかりやすいのですが、タッコングさん参考になったかなぁ。
画像はピンボケです・・・「ガラ携帯」だからじゃなく、ピントがあっているかどうか見えないんです。「滲出型加齢黄斑変性症」(白内障みたいなモンです)ですって。
だから作業中も実はほとんど手元なんか見えていないんです(笑)
手術ですぐ良くなるとのコトなんで、「いぐあな」できたら考えます。
それまでは、なんとかカン頼みでやってみます。まぁ「座頭市」じゃ無いので、ボンヤリみえるから大丈夫でしょう。
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しかもこれがお手元があまり見えてない状態でこの出来。
やはりプロという方々はその手がものづくりを覚えてるのですね。
それとツールに耳かきがあるところが微笑ましいです。
でも、日用品である耳かきがこんなツールに化けるとは!
ブログ拝見させていただいて日々ワクワクしております。
「いぐあな」も少し見栄はって綺麗にと思っていたんですが、結局「汚く」なりますです。
ツールは昔は一通り使っていたんですが・・・
いま、耳かきくらいしか手元になくて(笑)もう少し先端の片側だけ薄くヤスリがけしないと、細部が思うようにいかない。ツールにしても同様にカスタムしちゃいますから、何を使っても同じようなモンです♪
ブログご覧頂き有り難いです。でも多分製作している私が一番毎日ワクワク楽しんでいるかもです。
急ぎ働きが求められる昨今のお仕事では、こんな多くの発見をしている「ゆとり」なんか期待できませんですからね♪
特別な道具or技術を使わなくても良い物が出来上がってゆくのは、感動です。
後はセンスと根気ですね、そこが大きく問題なのですが、、
稲刈りが一段落したら、秋の夜長に挑戦します。
ご苦労は云うまでもなく、そのあとの楽しみは格別ですよね!
好きならば、特別な道具なんか無くても、できます!
楽しめば、経験が積まれ、気付かないうちに技術も追いかけてきてくれます!
そんな、輪(円・ご縁)が繋がり、力になります!
大切にさせて頂きますね♪