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オリジナルソフビ成型品や大型艦船模型を個人道楽で製作しています。
「好・楽・円(御縁・コミュニケーション)」を大切に、基本的スタンスは「ホビーは楽しんでナンボ♪」と「唯我独尊♪」
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morinaoさんの「ミクラス可動化計画」
03/29 14:00 「ミクラス続き」追記しました ビリケン商会のソフビキット、ミクラスを製作中。 例によって可動化がメインなんですが、このミクラスは改造するのが比較的カンタンなパーツ構成。 いつもの改造工作の基本を見てもらうのにピッタリかも~、 ということで、製作過程をまとめてみました。 キットの素組み。
全高30cm、下アゴと両腕の付け根が可動します。 御覧のとおりのスバラシイ造形なんだけど、自分のイメージよりもちょっと腕が大きい感じかな~。 まずはポーズ替えとともに、そのあたりをいじってみます。 今回の工作に使う道具。 左上から、パーツを加熱して軟らかくするためのドライヤー。 デザインナイフはパーツの切り出しを始め、すべての切削作業に使用。接着に使うのははもちろん瞬間接着剤。 低粘度タイプに細ノズルを装着して流し込みます。 真ん中は瞬間接着剤の硬化促進スプレー。右はソフビパテを自作するための塩ビ用接着剤。 パーツから切り取ったバリ。 改造工作の必需品となるので、捨てずにキープしておきます。 このミクラスは脚が一体成型、尻尾はないのでバリは少なめ。 手を小さく見せるために、とりあえず指を曲げてみましょ。 まず指の腹側をナイフで切り欠きます。 ミクラスの縫いぐるみは指先までは役者の指が入っていないので、位置はけっこうテキトー。 この後、切り欠いた部分を自分の指で押し詰めながら、瞬間接着剤を流し込んで接着。 今度は指と指の間を切り欠き、同じように押し詰めながら接着。 ナイフを入れるときも接着するときも、事前にドライヤーを当てて パーツを軟らかくしておくのを忘れずに。 上腕を少し細くしてみようかなと、こんな切り欠きを設けて幅詰め。 ここまでの加工もこの先も、事前にどんな感じになるかをある程度はイメージしているものの、 一度で望むカタチになることは滅多にありません。 とりあえずやってみて、様子を見ながら切り貼りを繰り返すなんてしょっちゅうなのです。 腕の角度を変えることにしました。ヒジで切断し、少しひねった角度で接着。 充分に温めておけば、多少のムリは効くものです。 ついでに、切断した部分で上腕、前腕ともに少し短縮。 右腕にも同じような加工をして、こんなポーズが取れるようになりました。 でもちょっと窮屈に見えるので、もう少し脇を開きたいかな~。 脇の部分にナイフで切り込み線を入れ、そこに適当なバリ(ここまでの作業で出た切りクズで可) をはさみ込んで接着。こうして腕の開き具合を変更するわけです。 その結果がコレ。ミクラスのお馴染みのファイティングポーズ。 いちおう腕の基本工作はこれで終わりのつもりだったんだけど・・・ それだけではポーズの自由度が少ないので、その後、もう一度ヒジを切り離してジョイントを 自作しちゃいました。 この嵌着の自作については、このあと紹介することにします。 03/29 14:00 「ミクラス続き」追記 ここからはいよいよジョイント(嵌着)を自作する工作。まずは一体成型の脚を切断。 あらかじめサインペンなどで切り離すラインを描き込んでおきますが、 モールドの凹凸に沿わせるよりも、できるだけラインが丸に近くなることを優先します。 左脚を切断したところ。 このミクラスは両脚とも自然な立ちポーズなので、切り口の形状がわりと円形に近いのが助かります。 これが改造向きの所以。とは言え、こんなにいびつだと回転可動させられないため、丸くなるよう加工していくわけです。 適当な箇所に切り欠きを入れ、押し詰めて接着。 穴のカタチができるだけ円形に近くなるようにしていきます。 場合によっては切り詰めるだけでなく、スペーサーを入れて幅を広げてカタチを整えることも必要。 切り貼りだけでは限界があるので、細切りしたバリを貼り付けて形を整えました。 脚パーツと接する面が波打っているとフィットさせられないので、断面形が平らになるよう、同時に調整してやります。 適当なバリから帯板を切り出します。 このキットは肉厚が厚いので、厚み分をそのまま嵌着口のヘリとして利用することにしました。 帯板を丸く繋げ、穴の内側に接着します。最初はできるだけ真円を描くように何箇所か点止め。 隙間が出来るようならバリを詰め込んで埋めます。その後、全周に接着剤を流して接着。 はめ込んだり外したりする際にいちばん負荷がかかる部分なので、ガッチリとね。 これで嵌着口(ジョイントの凹側)は完成。 次は嵌着(凸側)の製作。 幅広の帯板をバリから切り出し、嵌着口の内径に合わせた円筒を作ります。 穴に差し込んで様子を確認しながら、適当な寸法を決めればOK。 脚パーツの穴も円形になるように加工しておき、断面と垂直になるように円筒を固定します。 穴の内側に細切りしたバリを貼っておくなどして、ここもガッチリと接着。 隙間が出来るようなら、」切りクズを突っ込んで埋めてしまいます。 脚から突き出した円筒に、バリの細切りを巻き付けて接着。 これは嵌着口にはめ込んだ際にストッパーとなる部分。 もちろん嵌着口のヘリの厚みぶんの余裕を開けて接着することが肝要です。 嵌着口をドライヤーで熱し、脚をはめ込んでみます。 自作したジョイントが破損しないよう、パーツが充分に軟らかくなってから行うこと。 冷えてパーツが硬くなってから、スムーズに回転させられるかをチェック。 ハメ合わせがキツく、スムーズに回せない場合は、嵌着口のストッパー部分をナイフで削いで調整。 あまり削り過ぎるとユルくなってしまうので、様子を見ながらね。 逆にハメ合わせがユルいようなら、ストッパーの下端に削りクズを貼り付けて調整。 一発でベストなフィッティングを得るのは難しいので、こんなふうに微調整をして仕上げてやるわけです。 前述したとおり、ヒジにも嵌着を自作しました。 これは上腕の出っ張りを凹ましたかったので、幅詰めしているところ。 クサビ形の切り欠きを作り、そこをギュッと押し詰めて接着。 いったん出来上がったパーツも、バランスを考えながら微修整することで完成度が上がっていくのです。 ナイフで適当な切り欠きを入れ、やはり押し詰めて接着。 その後、パテで隙間埋め&表面処理を行います。 手首あたりがどうもノッペリして見えるので、シワを入れて変化をつけることにしました。 ナイフで適当な切り欠きを入れ、やはり押し詰めて接着。 その後、パテで隙間埋め&表面処理を行います。 もうお馴染み?の自作ソフビパテ。
サンデーシート接着剤(アクリサンデー)に削りクズを浸しておくとゼリー状となるので、これをパテ代わりに使用するわけですね。 硬化しても柔軟性が保てるため、ソフビ改造にはけっこう重宝します。 使い方は、ヘラですくって塗り付ける感じ。 嵌着周辺の隙間埋めには、歪みに強いソフビパテがいちばん。 ただし、盛り付けながら整形するのは難しいため、細かな造形を施したいときにはエポキシパテを使います。 工作を終えたミクラス。御覧のとおり、いろんなポーズがとれるようになりました。 ソフビパテで隙間埋めを行ってありますが、この後、エポキシパテで細部を修整する予定。 ミクラスは目の上に眉毛(?)が生えているので、古筆などを利用して植えてやるのもいいでしょう。 以上で可動化計画、完了~。 morinaoさん♪アンガト! あは♡最後の画像ミクラス・・・普段の私に似てるかも( ^ω^)・・・ PR | カレンダー
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プロフィール
HN:
ブッカ
年齢:
68
性別:
男性
誕生日:
1956/08/21
職業:
創造的自由人
趣味:
立体造形・絵画・カラオケ
自己紹介:
謎の還暦越えの爺さん。
fb登録名 Izumi Takabe 現在はホビーを楽しむ「ぷぅ」 座右の銘:「人生起きて半畳寝て一畳」「それはそれっ、これはこれ!」 好きな四字熟語:「唯我独尊」「晴耕雨読」 人生の目標:の孫と楽しく遊べるゴリラ獣の可動ソフビ玩具の開発。 野望:完全世捨て人。 工房:お布団のうえ・・・。 経歴:最近ボケてきたので忘れた。 ブログ内検索
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ブッカ師・流石太っ腹ですね。この様な製作過程等時々掲載して頂けるとありがたいです。
最近何気にズボンがきつくなってはく気がしない・・
ますます「ひっきぃ」当然、腹も太くなる。
さよう・・・私の腹は太い。
ほっとけぇ~~~~っ
tonkatuさんネカはコングださないのかなぁ?
もしかして商品化はあのデカブツコングだけ???
手違いで2度も同じコメして申し訳ありません。
何時も「おもいっきりバッサリ」行かれてるのに、
アウトラインが自然な仕上がりになるので感動します。
私も昔、B社ウルトラ怪獣のミクラスを改造しました。
まだ実家に現存してるはず・・・
morinaoさまのような方のカスタム過程が、こんな大きな画像と詳細な解説付きで見られるなんて、ありがたいですよねぇ~。
なんだろね( ^ω^)・・・
なんでもイイけど。
ソフビじゃなきゃできない可動なんぞいくらでもあるし(^^♪
ブログの画像保存容量ってすごいですね。
しっかり活用しないとね♪
何事もやってみないとホントの楽しさはわからないですからね。
あとはmorinaoさまが前の項でコメしていた通り、場数を踏んでいく内にスキルアップしてハマっていきますからね・・・(囁かれた者の談)
とてもいい素材なので、この機会に工作の過程を御覧いただければ、と欲張っちゃいました。
もちろんコレもソフビの楽しみ方のひとつにしか過ぎませんし、方法も我流なんですけど・・・
まぁ、自分もいろいろやってみよう、なんて思ってもらえたら嬉しいです〜。
ミクラスはビリケンには珍しくシンメトリーに近いポーズだったので、自分流の改造にもってこいだな、と。
勢いであそこまで手を入れちゃいましたが、もともとの色がよく分からないこともあって、塗装はしばらくお預けにして放置しちゃうかもしれません・・・
>ハルちゃんさん
最初は上手くいかないこともあるでしょうけど、そう仰らずにチャレンジしてみて!
あれだけの完成品や原型をお造りになる方が、やってやれないはずはありませんよ。
>怪獣玩具さん
『髑髏島』コングは・・・デザインはイマイチ好きじゃないんだけど、ゴリラゴリラしてないのは良かったです。
キャラとしてはかなり気に入ってるんで、今度は作例とか関係なしに作ってみたいと思ってるんですけどね〜。