「クトちゃん」と「キングコング・ロングフェイスカスタム」
かつて私がソフビ原型師としての造形活動でやり残したコト・・・。
ひとつはリアルさをとことん追及したソフビ造形品。
通常、仕事としては「商売」成り立たない。また着ぐるみののぞき穴の数が違うなどといった、完全レプリカが求められる既成の特撮キャラでは到底認めては頂けないでしょうね。
実際の空想生物としてのリアルさを追及した造形品の製作。
その試みが「タコ君」でした。
「クトちゃん」はある意味実に好都合なキャラ。腕は絶対有り得ないワニとタコの皮膚感の融合。
これに、程よくワニの鱗を加えていきます。
そしてもうひとつは、完全なるレプリカソフビ製作品。
モールドまでトレースをしていくとなると根気勝負。こちらも仕事としては到底成り立たない。
リドサウルスは、max氏からの連絡も絶えた。ご都合もあるのでしょう。
ただ、すでに公開した頭の一部見た限り、当時としては確かに入魂の作品。しかしあらためて見ると・・・・
全く新規に製作をした方が良いものができるような気がしています。
カスタム製作「キングコング・ロングフェイス」
ばてじんさんからのコメントもあり「やっちゃいましたぁ」
そう・・・かつて5万円、10万円の高嶺がついた1986茶色成形の当時もの。
つい最近某ショップで2万5千円で置かれておりました♪
今回の復刻版で「晩節を汚す」と2ちゃんねるにまでカキコされ、プレミア高騰を台無しにしてしまった「謎のゴリラ」茶色成形当時モノを敢えて使用してのカスタム(爆笑)
巷の現状に対する「唯我独尊」馬鹿オヤジのへそ曲がり一人反抗期(失笑)
左画像が本日の製作
腕の増毛(造形講座参照)と口を半分ほど閉じ、裏からエポパテで穴埋め
あとは一晩「果報は寝て待て♪」
顔の横の円形パーツは「タコ君・クトちゃん」共通の腕間着部用のパーツです。
ただ、正直肉厚の薄い復刻版黒色成形品の方が作業はやり易かったですかね。
こちら、造形講座でカスタム経過と手順を公開予定。
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