「ファンド」で原型をつくる①
その前に・・・また「やっちゃいましたぁ(汗)」
「キングコング」の簡単口閉じカスタムの予定だったのですが・・・・ついつい遊んでしまい、気が付いたら「ロングフェイス」の大改造・・・と云うか、ほぼ原型製作モードとなってしまい、出来上がりまで今少し時間かけてしまいそう・・・
さて、ファンドでの造形。基本は「塊」や「肉厚」での作業は料理しにくいと云うこと。
今回は軽く「クトちゃん」腕部の製作経過です。
まずは「骨」
何でも良いのですが、あらかじめ心材のかわりに・・・
私は、ランナーを適当に切って接着して簡単に作っています。
彫塑の様にアルミ針金使うと、後で分割するときに意外と面倒。
不要ランナーだと、接着・組み合わせ・定着・加工が楽できます。
何より、金がかからないところが好き♪
そして筋肉を意識して、小さくまるめた「ファンド」でおおまかな肉付け。
筋肉の繋がりや形状については、専門的な解剖学書より「ドラゴンボール」や「キン肉マン」の方がわかりやすいと思います。
皮をかぶせ、鱗など付ける場合は本当に雰囲気だけあれば良いのです。
少し前に公開した「クトちゃん」の腕。
筋肉に筆で水をつけ、1ミリよりちょい薄くのばしたファンドの皮貼り。
空気を押し出したやりながら、やさしくなじませながら張り付けてやる。
あとは、ファンド、エポパテ・ポリパテなどで好きなように鱗などを加えてやれば良い。
今回のワニ鱗はエポパテ。小さなボツボツは蛸頭にシリコン塗り、皮膚のモールド型を作り、ポリパテを使用しての皮膚移植。
ファンドやエポパテの下地にスタンピングもできないことは無いのですが、かなりモールドが甘くなるので、私はポリパテを使用します。
そう、「タコ君」の体や下半身の皮膚も当時同じように作りました。
「アレ本物の蛸を使ったんだぜ」までは、誰もが当時話していたと思いますが、体や下半身はその活用と云う所までは意外と知られてはいないようでした。
皮膚のモールド型については、現在では恐竜製作などの工房では一般的な手法となっています。(一部画像再掲)
PR
ワールドオリジナルモンスターシリーズNo.2「ザリガニ(仮)」製作中です(笑)
イベント楽しそうだなあ・・・この次は行ってみようかな♪
部分修正用はお気楽にレジンレプリカnタコ頭のクリアな箇所をさがし、型どりの際に余ったシリコンをたらしてやっただけ(笑)
自然にたれて薄い膜の様な状態でシリコンが硬化してくれます。
(勿論、量が多いと机にもたれます)
乾いたカニさんなら「そのまんま」シリコンでも可。シリコンバリアー塗ればさらに確実。
乾いていないもの、野菜とか生蛸やナマコ等(笑)はそれぞれ適切な下処理(ゆでたり、水切ったり、場合によってはサーフェーサー吹いたり)が必要です。
もじザリガニを使う場合は大敵は「匂い」(爆笑)
やはり、新鮮なうちにゆでる!エビの下処理をするように殻をていねいにはずしてよく乾燥させると良いでしょう。
因みに、ザリガニの身は食えます。しっかり熱処理して菌や寄生虫対策・・・普通は食わないですね。
ブルーミックスも扱いやすいですが、シリコンの方がやはり精度の高い型ができます。
ワールドオリジナルモンスターシリーズNo.2「ザリガニ(仮)」???
No1は???ワクワクワク!ざわざわざわ!
元のモールドは果物や野菜の皮を使う予定です。本物のカニとかも考えたんですけど何となくイメージしてるのと違ってるので・・・あとポリパテの使い方なんですけど、ドロっとしたのを表面に塗ってすぐにシリコンのモールドを押し当てていくのかな?それとも少し固まりはじめてからやるんでしょうか?
ちなみに「ワールドオリジナルモンスターNo.1」は親びんの「クトちゃん」ですよ!(笑)前に書いてありました
おっとNHKで「ダイオウイカ」の特集がはじまっちまう!
ポリパテ難しいですよん(汗)面積が小さい(1cm×1cm程度)なら
生ポリパテ押しつけるとズレる。シリコンの方に楊枝などで塗り伸ばして、完全硬化直前の崩れない状態のタイミングで貼り付け箇所に軽くあてがうように・・・強く押し付けるとやはり崩れる。または硬化したポリパテを剥がして移植する。パリンパリンに硬化しちゃうと無理(汗)
「タミヤ速乾エポパテ」の方がやりやすいかもです。
広く大き目の箇所「花咲ガニ」みたいなモンならポリパテをカニミソに見立てて、やはりあてがうように。
どろりと塗って押し当てるときは、一発勝負しかもガムテープ使って固定する等の手を使う。
直感的にダメかなと思ったら、すぐやりなおす。失敗した表面「薄め液」で軽く拭きとる。
タコ君やビリケンの初代リド君の手足のウロコは、この方法でやりました♪「いぐあな」は一部エポパテで移植したトコあります。(シリコンにのばしつけて半硬化くらいでぺたこん♪)
楽しく試しながらいろいろやってみるしかないのかなぁ
「案ずるより産むがやすし」です!
私のフルスクラッチ1号は10cmくらいのパワードスーツ。
使ったポリパテは車の修理用チューブ入り・・・完成までに1万円以上かかっちまった・・・初代リドもタコもそういえば車用ポリパテ・・修理の際、灰色のポリパテ部見てワロた。
そうでしたタコ君が1号(汗)
ん!?タコ君触手を2号にチョッキンチョッキン全部ちょん切られたら・・・ただの「海ぼうず」ですね(w)