因みに「イグアナ」の手足は、先に作った「ファンド」手足と比較しながら作った。
手を触れていた時間はおよそ2~3分。
曲がった足はゆっくり折り曲げ、あらかたの形だしまで
5分かけていない。
そのまま乾燥、現在ひび割れもなく間着取り付け完了。
先に比較できるよう、方手足があったからできる。
何もなければ・・・?
尻尾は曲り形状試行錯誤で10分くらいいじくりまわした。
当然パサパサしあちこちひび割れ、ボロボロ(笑い)でも気にしない♪形状キープは、
これまたその辺にあった「ゴリラ」の上半身の曲線部にのせそのまま乾燥。
ボロボロのまま乾燥した尻尾の亀裂は、「ラドール」なすりつけ、
携帯吸い殻入れでならせば一丁上がり。
種明かしすれば、なんのことはない・・・いきなり思い描く形にできると思わないコト。
これまでの製作画像見ての通り、実に「汚いっ!」
通常、人には見せられない部分、大切なのは出来上がりよりその過程。
物事、所詮は池で優雅に泳ぐ水鳥の例えの通りなんでしょうかね♪
本日の作業開始早々、磁石取り付け直し中に彫刻刀でまた指を切る・・・
この1年間で3度目・・・見えていない・・感覚頼みに慣れなくては・・・
で、作業再開後にチョンボ。両手足とりつける前に尻尾をつけちゃったぁ~~~
これ乾燥するまで触れないじゃんっ!・・・潔くここで終了。
各部位取り付け、取り外し可能となったら、またデッサン。
鉛筆やらポスカやらでまた「汚く」なりますよ♪
同時進行中のオリジナル怪獣?「ゴリドラ」
腕はダーゼルブ同様の肘間着で多彩なポージング♪
えっ??「ゴリラじゃんっ」「腕改修??」
いえ!これは「ゴリドラ」です。
玩具本来的娯楽修復模索から考えた種蒔き造形品です。
「ゴリサウルス」の公開はまだまだ先になりそうです。
オマケ
「ファンド」と「ラドール」
「ファンド」=チューインガム入り?薄くのばす、
主にはり付け、薄いヒラヒラの造形が楽しめる。
乾燥前は表面に弾力もある。乾燥後はかなり硬質。
「ラドール」=普通の紙粘土風。塊でラフ出しに使用。
(今回の「イグアナ」片手・片足・尻尾は「ラドール」の塊)
もり付けやなするつけて使う。乾燥後は「ファンド」よりは削りは容易。
どちらも、優れた素材。
「紙粘土系」は、体温で表面がパサつく。乾燥の経過でひび割れることが多い。
対処方は一度に思った形にしようと一生懸命時間をかけてやり過ぎない♪
20:00追記
刃物を使うときは小学生初心者並みに軍手を使うことにする・・・
夕方になって気を取り直してちょっとだけ。できることをやりたいときにやる♪
納期に追われる請負仕事じゃないのだから楽しまないと。
で、「ラドール」なすりつけ作業♪おもに左右のボリュームバランスと尻尾を整えた、
ついでに先端部修正。腹部蛇腹は資料を良く見るとけして筒ではない。
アバラ、腹部に微妙なライン。
小さく粘土をつまんではなすりつけ♪そして尻尾は携帯吸い殻入れが威力を発揮。
実に使いやすい!なんで今まで気がつかなかったんだろう。
ぱっと目にはわからないのだろうが、形状を正確にトレースすることは基本。
さらに、ソフビ化した場合、成形(抜き)で「伸びる」。
ジオマトイーマはやはり尻尾が伸びた。
今回は伸びそうなところを確認しながらギリギリでのボリューム調整。
後ろ足間着面は足指を地に接した際に垂直になるようにしなければならない。
そうすれば、2足でも4足でも接地面角度は同じ、あとは外向き開き加減で手足首を作れば良い。
早く間着部を終わらせて立たせてみたい。
その後、また碁盤の目でデッサンをおこなう。
少しでもハリーハウゼンのオリジナルに近づいていきたい。